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ごあいさつ

アンサンブル室町:時間と空間を超えた表現を求めて

アンサンブル室町は和楽器とバロック楽器による混合編成を基本に、演劇・舞踊とのコラボレーションによるこれまでにない音楽表現を追求しています。

このアンサンブルは、秀吉が居城にチェンバロを所有していたという史実にインスピレーションを得て、2007年春にローラン・テシュネ、簑田弘大、市瀬陽子によって設立されました。メンバーには若手実力派の日本伝統音楽・バロック音楽奏者を中心に、若手の作曲家、俳優、ダンサーが名を連ねます。

アンサンブル室町は、東洋(日本)/西洋(ヨーロッパ)、過去/現在/未来という空間と時間を超えた芸術表現の探求します。



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公式HP開設のお知らせ!

公式HPを開設致しましたので、今後は以下リンクをご覧頂きます様、お願い致します。
http://www.ensemblemuromachi.or.jp/



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第2回レクチャーコンサート開催のお知らせ

Lecture Concert2
〜声明+ルネッサンスパーカッション〜

ちらし表    ちらし裏

開催日時:2014年10月5日(日)
     開場14時30分 開演15時00分
会場:代官山教会
   (東京都渋谷区代官山町14-3)


出演
斎藤説成(声明)
飯塚直(ルネッサンスパーカッション)

委嘱作品・初演
五十嵐琴未
『竜、聞法花読衣誦、依持者語降雨死語(りう ほくゑのどくじゆをきき ぢしやのかたらひによりてあめをふらしてしにたること)〜声明とルネサンス打楽器のための』

黒田崇宏
『庭〜声明と打楽器のための』


2013年よりアンサンブル室町が新しく「レクチャーコンサートシリーズ」を始めました。このシリーズの目的は以下の通りです。
・聴衆と演奏者が、芸術表現の空間を友好的に共有すること。
・日本の伝統楽器と西洋の古楽器が混然一体となった響きを、親密菜方法(デュオ、トリオ、カルテットなどの編成)で繊細に感じ取れるようにすること。
・古今の膨大な音楽レパートリーのなかを柔軟に旅すること。
・演奏家や作曲家自身が、それぞれの楽器や作品について、聴衆に活き活きと語り紹介すること。
アンサンブル室町の新プロジェクトの発展を支え、その芸術的な活動を鼓舞するためにも、是非お出かけ下さいます様願っております。
アンサンブル室町代表
ローラン・テシュネ


チケット
一般¥2,000  学生¥1,000

予約・お問い合わせ
アンサンブル室町事務局
Tel: 070-1339-7427
Email: office@ensemblemuromachi.or.jp

『老絵師の行方 / 夢の色彩』公演のご案内

直前のお知らせになってしまいましたが、来る7月3日(木)にアンサンブル室町が公演を行います。
通常の公演とは異なり、アンサンブル室町主催運営ではなく、プロスペクトテアトル主催運営しています。
昨年10月の『東方綺譚』公演を経て、ダンサー・俳優のディディエ・ダブロフスキさんがアンサンブル室町との小規模なコラボレーションを企画して下さいました。
『第11回シアターX 国際舞台芸術祭2014』の一環のイベントとなります。

『東方綺譚』のブリューノ・デュコル氏作曲『夢の色彩』からインスピレーションを得て、ダンサーのディディエさん、日本舞踊の花柳美輝風さん、打楽器の安倍真結さんが即興で共演します。

公演名:『老絵師の行方 / 夢の色彩』
日時:7月3日(木) 18:30 会場 19:00開演
会場:シアターXカイ(東京・両国)
チケット:1’000円

夢の色彩1web  夢の色彩2web

第13回佐治敬三賞受賞

昨年10月に開催致しました『東方綺譚』公演が第13回佐治敬三賞を受賞することが発表されました!
大変光栄に思います。ありがとうございます!!

<贈賞理由>
 「アンサンブル室町」は、和楽器とバロック楽器の混合編成により空間と時間を超えた芸術表現を追求する、独創的な理念に立脚したアンサンブルである。10月26日、津田ホールで開催された「東方綺譚 “Nouvelles Orientales de Marguerite Yourcenar”」と題するコンサートは、マルグリット・ユルスナールの小説集『東方綺譚』をテーマに、日本とフランスの4人の作曲家が世界初演となる新作を寄せるという、意欲的かつ筋の通った企画のもとに行われた。
 日本からは中堅の鈴木純明と若手の北爪裕道を、フランスからは高い実力をもつ作曲家ながら日本で十分に紹介されてきたとは言えないエディット・ルジェ、ブリューノ・デュコルを指名した着眼は卓抜で、作品もそれぞれ個性のある、粒ぞろいのものであった。とりわけルジェのヴァイオリン協奏曲《風景の秘密》は、招聘された韓国のヴァイオリニスト、ハエ=スン・カンの際だった演奏を得て、洗練された様式により聴衆を魅了した。惜しまれるのは、デュコルの《ワンフォ、あるいは夢の色彩》において、日本語とフランス語のナレーションのかみ合わせに難があったことである。
 プレトークを担当した岩切正一郎の適切かつ行き届いた情報提供により、コンサートの理念と創作の方向性がいっそう明確になったことも評価される。和楽器とバロック楽器の響きの親和性、両者のコラボレーションによる表現の可能性が立証されたことはひとつの発見で、現代音楽のコンサートとしても国際交流のイベントとしても、斬新にして実り多いコンサートであった。今後の展開への期待もこめて、佐治敬三賞を贈賞する。

<公演概要>
名称 : 東方綺譚 “Nouvelles Orientales de Marguerite Yourcenar”
日時 : 2013年10月26日(土)18:30(プレトーク:18:00)
会場 : 津田ホール
曲目 : 鈴木純明/「ネーレイデスに恋した男」アンサンブルのための
エディット・ルジェ/風景の秘密
北爪裕道/浮世の絵師
ブリューノ・デュコル/ワンフォ、あるいは夢の色彩
(全曲、委嘱初演)
出演 : ハエ=スン・カン(ヴァイオリンソロ)
ディディエ・ダブロフスキ、萬浪大輔(俳優)
鷹羽弘晃(指揮)
アンサンブル室町(演奏)
岩切正一郎(プレトーク)、関根敏子(プレトーク司会)
舞台監督 : 浜田和孝
芸術監督 : ローラン・テシュネ(アンサンブル室町代表)
主催 : アンサンブル室町
マネージメント:武智音楽事務所

SUNTORYホームページより引用)

2014年

明けましておめでとうございます!
アンサンブル室町より皆様にとって実り多き一年となります様お祈り致します。

21世紀初頭の今こそ、様々な形で表現される全ての芸術を促進する必要があると思います。
芸術家には友愛の精神で人間が創造できる物を分かち合いながら、実利主義になりすぎている現代社会を本質に誘導する役目があります。
今後、もっと人間的で寛大な世界になる様、力を合わせて行きましょう!


L’Ensemble Muromachi vous présente ses meilleurs Voeux pour une excellente année 2014 !

Nous avons à promouvoir davantage l’Art sous toutes ses formes d’expression,
plus particulièrement en ce début de XXIe siècle.

L’artiste doit assumer pleinement son rôle de « Guide » en ramenant nos sociétés trop matérialistes à l’essentiel,
en partageant les fruits de la créativité humaine avec le plus grand nombre de nos contemporains dans un esprit d’amitié et d’amour.

Continuons d’élaborer ensemble un monde plus humaniste et plus généreux !

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第9回公演『東方綺譚』のお知らせ

ヨーロッパで絶賛される鬼才のヴァイオリニスト
        ハエ=スン・カンがソリストとして初来日!


日時:2013年10月26日(土)
   17 :30開場 18 :00プレトーク 18 :30開演
会場:津田ホール(http://tsudahall.com/)
助成:公益財団法人アサヒグループ芸術文化財団
後援:在日ベルギー大使館/在日フランス大使館
   日仏現代音楽協会/Franc-Parler/le petit journal
   アンスティチュ・フランセ日本
   Editions musicales Rubin
   Editions Gallimard/Art-U room


東方綺譚チラシ改訂版表   東方綺譚チラシ改訂版裏

チケット予約
一般:4,000円/学生:3,000円
Confetti(カンフェティ) http://confetti-web.com/
0120-240-540*通話料無料(受付時間 平日10:00~18:00)


テーマ
20世紀のフランスを代表する作家マルグリット・ユルスナールは、ベルギーのロイヤル・アカデミーのメンバーで、フランスのアカデミー・フランセーズの会員に選ばれた初めての女性作家です。彼女は日本に魅了され、『源氏物語』の作者である紫式部、そして三島由紀夫から大きな影響を受け、とりわけ三島由紀夫をヨーロッパに知らせると共に、日本文学をフランス語圏の国々に広めようと熱心に努めました。
ユルスナールの『東方綺譚』(1935-45)は、10章の短編からなる小説であり、いずれも日本、中国、インド、中東、ギリシャといったヨーロッパから東方に位置する国々に古くから伝わる物語や伝説を素材としています。本公演では、ブリューノ・デュコル、北爪裕道、エディット・ルジェ、鈴木純明の4名の日仏作曲家にそれぞれ選抜した短編をテーマとした作品を委嘱しました。今回は、世界的に活躍するヴァイオリニスト、ハエ=スン・カンをソリストとして迎え、鷹羽弘晃指揮の元、アンサンブル室町が演奏し、日仏俳優2名による『東方綺譚』の朗読が織り交ぜられます。

プログラム
委嘱作品・世界初演
ブリューノ・デュコル『ワンフォ、あるいは夢の色彩』
北爪裕道『浮世の絵師』
エディット・ルジェ『風景の秘密』
鈴木純明『《ネーレイデスに恋した男》アンサンブルのための』

ヴァイオリンソリスト:ハエ=スン・カン
演奏:アンサンブル室町
指揮:鷹羽弘晃
出演:ディディエ・ダブロフスキ・萬浪大輔
プレトーク:岩切正一郎
プレトーク司会:関根敏子
芸術監督:ローラン・テシュネ

アンサンブル室町出演メンバー
能管:澄川武史      
篠笛:あかる潤・新保有生   
尺八:黒田静鏡:渡辺元子   
篳篥:鈴木絵理        
笙:中村華子         
琵琶:神田亜矢子・久保田晶子 
箏:吉川卓見・田中奈央一   
  中島裕康・平田紀子    
胡弓:村澤丈児                   
三味線:守啓伊子       
打楽器:山口晃太朗      
リコーダー:野崎剛右・森吉京子
トラヴェルソ:菊池香苗・仲間知子             
オーボエ:小野智子                 
バロックファゴット:鈴木禎                 
オルガン:田宮亮
チェンバロ:流尾真衣・野澤知子
パーカッション:入川奨・篠田浩美
バロックヴァイオリン:後藤作樂・須賀麻里江
           高岸卓人・丸山韶
バロックヴィオラ:丸山韶
ヴィオラ・ダ・ガンバ:櫻井茂・折口未桜・舩坂理李花
バロックチェロ:夏秋裕一・山澤慧・レネ・ヴァン=ムンステル
バロックコントラバス:片岡夢児
バロックギター:山田岳

お問い合わせ
マネージメント:武智音楽事務所 担当:070-6550-1376
アンサンブル室町事務局 email : office@ensemblemuromachi.or.jp

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出演者プロフィール

ハエ=スン・カン(ヴァイオリンソリスト)ハエ=スン・カン
韓国出身。15歳より渡仏し、パリ高等音楽院卒業。現在同音楽院教授。ロドルフォ・リピザー(イタリア)、ミュンヘン国際音楽コンクール、フレッシュ・カーロイ・ヴァイオリンコンクール(ロンドン)、ユーディ・メニューイン国際コンクール(イギリス)など数々のコンクールで入賞。1993年パリ管弦楽団のコンサートマスターに就任後、ピエール・ブーレーズに見出され、アンサンブル・アンテルコンタンポランにヴァイオリンソリストとして入団。パスカル・デュサパン、イヴァン・フェデーレ、ミカエル・ジャレル、ピエール・ブーレーズなど多くの現代作曲家の作品を初演・録音。藤倉大、ブルーノ・マントヴァーニ、ジョルジュ・アペルギス、ベアート・フラーなど数多くの作曲家が彼女の為に作曲し、ミュンヘン・オペラ・フェスティバル、オリヴィエ・メシアン・フェスティバル、ルツェルン音楽祭などで初演している。

ディディエ・ダブロフスキ(俳優)
ディディエ・ダブロフスキ
フランスにて俳優とダンサーとして活動、その後日本にて演出家・振付家として活動。私が制作する作品は、社会の現実をしっかりと見据えつつ非常に詩的な世界に焦点を当てています。そのため、私の作品で扱われるテーマは、現代社会が提示している問いに多くの場合、隣接しています。私が追求しているものについては、ヨーロッパ流のコンテンポラリーダンスの勉強(ドミニク・ドゥピュイ、マリー・シュイナー)舞踏(アビニョンでの室伏鴻とCarlotta Ikedaの下での稽古)、武術(合気道、太極拳、カンフー、居合い)こういったものが私の活動に大きく影響を与えています。それと同時に、私のダンサー達にもこれらを推奨しています。

萬浪 大輔(俳優)
萬浪
兵庫県出身の元体育教師。スタイリッシュコメディユニット「バックアタッカーズ」を主催、演出家。HP http://backattackers.com

澄川 武史(能管)
島根県益田市出身。幼い頃、島根県西部に伝わる郷土芸能『石見神楽』の社中に入団し、笛を吹き始めたのをきっかけに日本の横笛に興味を持つ。桐朋学園芸術短期大学日本音楽専修卒業。同大学にて横笛を西川浩平氏に師事。現在、東京藝術大学別科在籍。様々な楽器、役者とのコラボレーションも積極的に行う。幻奏舞樂団 瀛、石見神楽東京社中団員。

あかる 潤(篠笛)
あかる潤
学習院大学文学部史学科卒業。NHK邦楽技能者育成会50期卒業。助六太鼓笛講師。和楽団「煌」、 「日本音楽集団」に所属。日本の横笛を介して伝統音楽を研鑽しつつ、曾祖父の作曲家弘田龍太郎 (「浜千鳥」「春よ来い」等)の作品群の和楽器編曲や、群読と伝統音楽の融合舞台の発表をライ フワークとしている。


新保 有生(篠笛)
新保有生
東京藝術大学音楽学部邦楽科邦楽囃子専攻卒。在学中に安宅賞音楽賞受賞。篠笛・能管を鳳声晴由氏に、打物を堅田喜俊氏に、三味線を杵屋勝十朗氏に師事。音楽を通しての児童教育に力を入れ、地元の小学校などで自作曲を使っての演奏や楽器体験講座を行う。現在、日本音楽集団所属。国立音楽大学講師補助。学習院中等科非常勤講師。

黒田 静鏡(尺八)
黒田静鏡
人間国宝・青木鈴慕、青木彰時の両師に師事。2007年 早稲田大学人間科学部卒業。2011年 東京藝術大学音楽学部卒業。2013年同大学院修士課程終了。CAPCOM『大神 五重之音調』CD録音参加。アンサンブル室町、邦楽四重奏団メンバーとして新作初演を多数手掛ける。ジャンルを横断しながら尺八の無限の可能性を追求している。

渡辺 元子(尺八)
渡辺元子
東京藝術大学音楽学部邦楽科尺八専攻琴古流、同大学院修士課程音楽研究科卒業。平成22度大学院アカンサス音楽賞受賞。NHK邦楽技能者育成会54期修了。ロシアで開催された第21回青年国際芸術フェスティバルに参加。二代目高橋竹山と日本各地で共演。古典を研鑽する一方、「VOICE SPACE」、「和楽団・煌」、尺八五重奏団「すず音」で新しい試みに挑戦している。

鈴木 絵理(篳篥)
鈴木絵理
篳篥・左舞を大窪永夫、中村仁美両氏に、雅楽合奏を芝祐靖氏に師事する。伶楽舎、オーラJに所属し、国内外の演奏会に出演する。雅楽古典曲に限らず他楽器とのアンサンブルも積極的に取り組む。今までに、文化庁本物の舞台芸術(雅楽)、MITO音楽祭、日本の音フェスティバル等参加。雅楽ワークショップなども行う。現在、NHK町田カルチャーセンター教室篳篥講師。

中村 華子(笙)
中村華子
国立音楽大学音楽学学科卒業。笙を宮田まゆみ、多忠輝、楽琵琶を中村かほる、雅楽合奏を芝祐靖に師事。平成18年度文化庁新進芸術家国内研修生修了。現在「伶楽舎」に所属。古典雅楽はもとより、現代の作曲家による作品にも取り組み、国内外で幅広く演奏活動を行っている。これまでに、「Music from Japan」「サイトウキネンフェスティヴァル」「北杜国際音楽祭」「文化庁本物の舞台芸術」などに参加。

神田 亜矢子(琵琶)
1977年生まれ。埼玉県出身。1998年東京音楽大学声楽科卒業。2006年より琵琶を坂田美子氏に師事。2013年NHK-FMラジオ邦楽オーディション合格。2013年第50回日本琵琶樂コンクール第2位入賞。古典作品の演奏をはじめアンサンブルや和楽器オーケストラに参加。

久保田 晶子(琵琶)
久保田晶子
古典演奏はもとより、アニメ・テレビ音楽の録音参加、劇中音楽や新作琵琶語り作品の創作・演奏等、国内外での活動多数。琵琶二人による語りや、人形芝居と琵琶のコラボレーションにも挑戦。「日本音楽集団」団員。

吉川 卓見(箏)
吉川卓見
東京都出身。幼少より深海さとみに箏を師事。平成13年全国小学生箏曲コンクールにて最優秀賞受賞。平成14年全国中学生箏曲コンクールにて審査員特別賞受賞。平成18年度文化庁新進芸術国内研修生となる。平成21年東京藝術大学音楽学部邦楽科入学。在学中に宮城賞、同声会賞を受賞。平成25年同大学を卒業。

田中 奈央一(箏)
田中奈央一
6歳より箏を始める。東京藝術大学卒業。同大学院修士課程修了。文化庁新進芸術家国内研修員修了。NHK邦楽技能者育成会 第50期首席卒業。古典箏曲の演奏に加え、NHKテレビ「芸能花舞台」「芸能百花繚乱」、NHK-FM「邦楽のひととき」、歌舞伎座柿葺落公演に出演する他、様々な活動を展開している。NHK文化センター柏教室講師。都立三田高校・王子総合高校音楽教科 箏曲講師。東京藝術大学教育研究助手。

平田 紀子(箏)
平田紀子
大阪府出身。東京芸術大学卒業。在学中に宮城賞受賞、卒業に際しアカンサス音楽賞・同声会賞を受賞し、同声会新人演奏会に出演。2011年賢順記念全国箏曲祭・宮城道雄記念全国箏曲コンクールで最優秀賞を受賞する。2012年NHKEテレ「にっぽんの芸能」で次代を担う若手邦楽演奏家として紹介され、独奏で出演。古典と現代音楽の演奏を主な活動とし、教授活動も積極的に行う。
永田文子・深海さとみに師事。http://www.ameblo.jp/cheveux-noirs/

村澤 丈児(胡弓)
村澤丈児
都山流尺八を、藤原道山師に師事。生田流箏、三絃を、池上眞吾師に師事。宮城胡弓、笙を、村澤かをり師に師事。宝生流謡曲、仕舞を、三川泉師(人間国宝)に師事一噌流能管を、一噌仙幸師(人間国宝)に師事。2007年八橋検校日本音楽コンクール中学生以下独奏部門第一位(箏)、同アンサンブル部門 第一位(尺八)、平成25年度宮城道雄記念筝曲コンクール一般部第二位(一位なし)東京芸術大学邦楽科生田流筝曲専攻4年。本年度、安宅賞を受賞。

守 啓伊子(三味線)
守啓伊子
東京芸術大学音楽部邦楽科および同大学大学院修士課程修了長唄三味線専攻。長唄東音会、日本音楽集団団員。古典から現代曲まで幅広く国内、海外で演奏活動をおこなう。邦楽器と古楽器、アンサンブル室町メンバ-として、新作初演、ダンス等とコラボレ-ションを行い前衛的な音楽活動をおこなっている。

山口 晃太朗(打楽器)
山口晃太朗
1992年生まれ。東京都出身。9歳の頃より囃子方望月左太郎に師事。現在、東京藝術大学音楽学部邦楽科邦楽囃子専攻3年在学中。

野崎 剛右(リコーダー)
野崎剛右
東京藝術大学音楽学部器楽科リコーダー専攻卒業。卒業時、同声会新人賞を受賞。リコーダーを品川治夫、吉澤実、山岡重治の各氏に師事。吉澤実のリコーダーユニット〈ラ・ストラーダ〉、〈アンテロープリコーダーコンソート〉、〈たて笛系男子〉メンバー。NHK、新学社などの学校教材の録音に協力。NHK 文化センター、東京リコーダー協会講師。 http://paonozaki.exblog.jp

森吉 京子(リコーダー)
森吉京子
オランダ、デン・ハーグ王立音楽院卒業。リコーダーをR.カンジ氏に、音楽理論をR.スチュワート氏に師事。音楽学を須貝静直氏に師事し静岡大学大学院修了。2009年東京藝術大学大学院博士後期課程学位取得。リコーダーを山岡重治氏に師事。2006〜07年、同大学でティーチング・アシスタントを務める。現在、東京藝術大学古楽科・教育研究助手。専門誌『季刊リコーダー』編集長。

菊池 香苗(トラヴェルソ)
菊池香苗
東京音大附属高校、桐朋学園大学をフルートで卒業。現在古楽器を使ってのルネサンス、バロック演奏から現代フルートの新作初演まで幅広いレパートリを持つ。第1回現代音楽協会演奏コンクール「競楽㈵」第2位。第24回NFA主催Young Airtist Competition 優勝(NY)。「ソフィオ・アルモニコ」、「音楽三昧」、「デュルファール」メンバー。http;//kikuchikanae.com

仲間 知子(トラヴェルソ)
仲間知子
上野学園大学器楽科卒業。これまでにフルートを神谷こずえ、阿部麻耶、大野明子、一戸敦、三上明子各史に、ヴィオラ・ダ・ガンバを櫻井茂氏に師事。卒業後、フラウト・トラヴェルソを前田りり子氏に師事。各地の古楽セミナーで研鑽を積む。ルネサンスフルートからモダンフルートまでを吹き分ける横笛ユニット『3人囃子』メンバー。現在、中島フルート教室、椿山音楽教室他講師。

小野 智子(オーボエ)
小野智子
千葉県出身。洗足学園音楽大学卒業。 モダンオーボエを小林裕、小川綾子の各 氏に師事。大学卒業後バロック・オー ボエを三宮正満氏に師事。A.ベルナルディーニ、A.トルンツィク各氏のレッスン受講。現在バロック・オーボエでの演奏活動他、モダンオーボエの指導などを行っている。

鈴木 禎(バロックファゴット)
鈴木禎
愛知県出身。国立音楽大学サクソフォン科卒業後ファゴットを始める。第10回日本クラシック音楽コンクール審査員特別賞。第2回オフィスロンドオーディション奨励賞。第122回日演連推薦新人演奏会オーディションに合格し、名古屋フィルハーモニー交響楽団とモーツァルトのコンチェルトを共演、中日賞。ファゴットを岡本正之、馬場自由郎、馬込勇の氏に、室内楽を中川良平氏に師事。

田宮 亮(オルガン)
田宮亮
1989年生まれ。京都大学法学部卒業。在学中にオルガンを始める。これまでオルガンを木田みな子、大塚直哉、廣江理枝、通奏低音を大塚直哉、椎名雄一郎、チェンバロを廣沢麻美の各氏に師事。現在、東京藝術大学音楽学部器楽科オルガン専攻に在籍。

入川 奨(パーカッション)
入川奨
静岡市出身。静岡聖光学院高等学校を経て、東京芸術大学音楽学部器楽科卒業。2009年、東京芸大シンフォニーオーケストラのドイツ公演、武生国際音楽祭に参加。2011年、12年と芸大室内楽定期演奏会に出演。小澤征爾音楽塾にも度々参加している。また、静岡音楽館AOI主催の第16回「静岡の名手たち」オーディションに合格し、同コンサートに出演した。これまでに、松倉利之、竹島悟史、藤本隆文、西川圭子、宮崎泰二郎の各氏に師事。

篠田 浩美(パーカッション)
篠田浩美
東京芸術大学打楽器科卒業。ソロ、アンサンブル、オーケストラとジャンルを問わず活動中。和楽器奏者としても活躍し邦楽演奏会、松竹の歌舞伎公演の演奏にも参加。マリンバを高橋美智子、小川佳津子、打楽器を藤本隆史、高田みどり、お囃子を藤舎呂船に師事。ヤングアーティストピアノコンクール(第2位)、川口ピアノコンクール(第3位、教育長賞)、全国ジュニア管打楽器コンクール(銅賞)。ホームページ[http://www.moto-music.co.jp/hiromi/]


後藤 作樂(バロックヴァイオリン)
1990年東京都出身。東京都立芸術高等学校を経て、現在東京藝術大学音楽学部器楽科3年在学中。バロックヴァイオリンを若松夏美、古楽アンサンブルを鈴木秀美、若松夏美、野々下由香里、大塚直哉、福澤宏、前田りり子の各氏に師事。2012年エミリオ・モレーノ氏のレッスンを受ける。これまでにヴァイオリンを硲美穂子、澤和樹、ピアノを大森智子の各氏に師事。

須賀 麻理江(バロックヴァイオリン)
須賀麻里江
東京芸大音楽学部附属音楽高校を経て同大学音楽学部器楽科ヴァイオリン専攻を卒業後、現在同大学バロックヴァイオリン専攻修士在学中。 第32回茨城県芸術祭、第23回国民文化祭にて演奏。2004年プロジェクトQ、英国青少年音楽祭、 フランスのロワール音楽祭、 とやま室内楽フェスティバル2009等に参加。バロックヴァイオリンを若松夏美、エミリオ・モレーノの各氏に師事。

高岸 卓人(バロックヴァイオリン)
高岸卓人
滋賀県彦根市出身。クフモ室内楽音楽祭、PMF(パシフィック・ミュージック・フェスティバル)等に受講生として参加。これまでにヴァイオリンを福田みどり、塩沢まり子、戸澤哲夫、マウロ・イウラート、レオン・シュピーラー、野口千代光の各氏に、バロックヴァイオリンを若松夏美氏に師事。室内楽団体Kuhmo'z メンバー。東京藝術大学卒業時に同声会賞を受賞、現在同大学院に在学中。

丸山 韶(バロックヴァイオリン・バロックヴィオラ)
丸山韶
横浜出身。京都芸大を首席卒業。市長賞,音楽協会賞受賞。日本センチュリー交響楽団と共演。Jr.クラシック音楽コンクール最高2位,鎌倉音楽コンクール優勝,高文連ソロコンテスト優勝,摂津音楽祭2位,聴衆賞受賞。ヴァイオリンを清水厚師,安冨洋,清水高師,小林美恵,四方恭子の各氏,バロックヴァイオリンを若松夏美氏に師事。寺神戸亮氏のレッスンを受講。東京芸大別科に在籍。

櫻井 茂(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
学習院大学および東京芸術大学卒業。コントラバスを江口朝彦、ヴィオラ・ダ・ガンバを大橋敏成、ローレンス・ドレイフュスの各氏に師事。芸大バッハ・カンタータ・クラブにおいて小林道夫氏の薫陶を受ける。独奏者として国内各地、ヨーロッパ、アメリカ、韓国等で活動。バッハ・コレギウム・ジャパン等の古楽合奏団に参加。東京芸術大学及び高知大学講師を経て、上野学園大学准教授。延世大学(ソウル)音楽研究所古楽専門課程特別招聘教授。

折口 未桜(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
上野学園短期大学部コントラバス科卒業。現在、同大学ヴィオラ・ダ・ガンバ科3年次に編入。F.ピエルロ氏のマスタークラスを受講。コントラバス、ヴィオラ・ダ・ガンバともに櫻井茂氏に師事。

舩坂 理李花(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
6歳よりピアノ、10歳よりクラリネットを始め、上野学園中学・高等学校をクラリネット科で卒業。上野学園大学3年次クラリネット科在学中。高等学校の授業でヴィオラ・ダ・ガンバを始め、現在は副科として学んでいる。
クラリネットを荒井伸一、ピアノを山崎紫乃、ヴィオラ・ダ・ガンバを櫻井茂、坪田一子の各氏に師事。

夏秋 裕一(バロックチェロ)
夏秋裕一
1986年兵庫県生まれ。7歳よりチェロを始める。東京芸術大学附属音楽高校、同大学、同大学院を修了。泉の森ジュニアチェロコンクール銅賞。KOBE国際学生コンクール最優秀賞、兵庫県教育委員会賞。チェロを、河野文昭、上森祥平、宮城健、山崎伸子の各氏に師事。アンサンブル室町、チェロアンサンブルXTCのメンバー。次回XTCは12/21です!藝大フィルハーモニア団員。

レネ・ヴァン=ムンステル(バロックチェロ)
ルネ
1989年アムステルダム生まれ。オランダのプリンスクラウス音楽大学卒業。2013年4月より東京芸術大学音楽学部弦楽器科修士課程在学中。オーケストラ、室内楽、など専攻を超えたコラボレーションや電子音楽作曲など活発な活動を展開している。

片岡 夢児(バロックコントラバス)
片岡夢児
東京芸術大学卒業、現在同大学院修士課程二年在籍。第25回練馬区新人演奏会出演者オーディション弦楽器部門最優秀賞受賞、同演奏会に出演。第15回コンセールマロニエ21弦楽器部門入選。飛騨河合音楽コンクール2012第3位。これまでにコントラバスを永島義男、渡邊彰考の各氏に、室内楽を永島義男、岡山潔の各氏に師事。練馬区演奏家協会会員。

山田 岳(バロックギター)
山田岳
1981年広島生まれ。ドイツ・ベルリンにて研鑽を積む。内外の作曲家と広く交友し多くの新作初演に携わる。また、バロックギター、リュートなどピリオド楽器を用いたレパートリーの研究・演奏も行っている。国内での活動のほか、これまでにドイツ、イタリア、ベルギー、中国、ベトナムの各都市に招かれリサイタルやマスタークラスを行った。2010年第20回朝日現代音楽賞を受賞。

6月公演『帝国の建設者』のお知らせ

アンサンブル室町6月公演
〜演劇と和楽器+古楽器のコラボレーション〜

ボリス・ヴィアン作『帝国の建設者』
6月12日(水)2回公演:14時/19時
会場:北沢タウンホール http://kitazawatownhall.jp


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「アンサンブル室町」は6月、演出家石丸さち子の協力を得て、戯曲『帝国の建設者』を上演します。
 姿のみえないものに脅かされ、生きるためにより悪い生活環境へ逃げ延びながら、少しずつ人生の大切なものを失い、そのいっぽうで不満のはけ口を弱者へ向ける。ボリス・ヴィアンの遺作となったこの作品は、時代を超えてわたしたちの現在の状況を照らし出しています。エゴイズム、自由、暴力、生きる意味、そうした問題を、鋭く、せつなく、ばかばかしく、飄々と、『帝国の建設者』はわたしたちに突きつけ、感じさせ、考えさせます。
 この不条理劇に、1968年生まれの日本人作曲家・久木山直が13の楽器編成の委嘱作品で音楽的な広がりを与えます。

ストーリー
40代のブルジョワ夫婦、その娘ゼノビ、女中のクリュシュは2つの要素に動揺させられ、引っ越しを繰り返している。1つは奇妙な音、そして2つ目は全身包帯に包まれたシュミュルツという“人間の様な存在”。そして引っ越しの度に住む場所はどんどん狭くなっていく・・・一体どこまで続いて行くのだろうか?

演劇:ボリス・ヴィアン原作『帝国の建設者』
翻訳:岩切正一郎
音楽:久木山直 委嘱作品
演出:石丸さち子
照明:松本永
音楽監督:鷹羽弘晃
芸術監督:ローラン・テシュネ


出演
父親レオン:菊沢将憲
母親アンナ:石丸さち子
娘ゼノビ:清水那保
女中クリュシュ:間宮あゆみ
隣人ガレ:伊藤靖浩
シュミュルツ:ディディエ・ダブロフスキ


演奏 : アンサンブル室町
篠笛:あかる潤      リコーダー:野崎剛右
尺八:黒田静鏡      バロックバイオリン:須賀麻里江
三味線:守啓伊子     バロックチェロ:山澤慧
笙:中村華子       バロックギター:山田岳
琵琶:神田亜矢子     チェンバロ:流尾真衣
箏:日原暢子       打楽器:石若駿
打楽器:小川実加子    


チケット予約
一般:4,000円(前売り:3,500円)/学生:3,000円(前売り:2,500円)
Confetti(カンフェティ) http://confetti-web.com/
0120-240-540*通話料無料(受付時間 平日10:00~18:00)

お問い合わせ
マネージメント:武智音楽事務所 担当:070-6550-1376
アンサンブル室町事務局 email : office@ensemblemuromachi.or.jp

「源氏物語」作品紹介〜第3弾

作曲家・福田恵子の選んだテーマは、「末摘花」

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「花摘む末に」
カウンターテナー ・ 尺八 ・ バロックチェロ ・ 打楽器による(2012/委嘱世界初演)
源氏物語五十四帖の中から一つを決めることに、さほどの迷いはなかった。 選んだ帖は「末摘花」。 源氏の君が暁の雪明りのなかで垣間見た姫は、先の紅い垂れ下がった長い鼻の持ち主だった、という、或る種狂言的意味合いを持つ帖である。 遠く千年の時空を超えて、私のDNA(根源)がこの気の毒なお姫様を選んだような気がしている。作曲にあたっては、物語そのものを意識するというより、紫式部がこの帖を入れた作意、効果などに思いをはせながら音を紡いでいった。もちろんこの純粋なお姫様を心に留めながら・・・・ 
カウンターテナーの声に載せる心惹かれる和歌をなかなか決められずにいたが、結局源氏の君がつい本音を詠んでしまった歌「なつかしき色ともなしに何にこの 末摘花を袖にふれけむ」を選んだ。・・・(一部省略。プログラムノートより)
上杉清仁(カウンターテナー)・黒田静鏡(尺八)・篠田浩美(打楽器)・山澤慧(バロック・チェロ)

「源氏物語」紹介 ー 第2弾

「源氏物語」公演は、一柳慧 笙とハープシコードのための「ミラージュ」日本初演(1998作曲)によって、幕開けしました
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「この曲はポーランド出身のチェンバリスト、エリザベス・ホイナスカの委嘱で書かれた。ホイナスカは現代音楽のチェンバロ奏者の第一人者であり、これまでに多くの演奏や録音を行っている。大の親日家で来日回数も多い。私への依頼はチェンバロと日本伝統音楽の二重奏ということであったので、私はチェロの乾いた響との組み合わせに笙を選んだ。チェンバロと笙の二重奏は世界でまだ、この曲しか存在しない。曲は洋の東西の古楽器の特質をベースに、同室の楽器とは異なる絡みを生かすべく構成した。曲は既に何回か演奏されており、ホイナスカ自身の演奏によりCD化もされている。」
一柳慧 (源氏物語プログラムノートより)

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出演:河内大和(演劇)・花柳美輝風(日本舞踊)・藤間豊彦(日本舞踊)・石川高(笙)・野澤知子(チェンバロ)

2012年12月15日公演「源氏物語」の写真をアップしました。

前回公演「源氏物語」より、「葵之上」(2012/委嘱世界初演)増本伎供子作曲についてご紹介します。

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プログラムより抜粋:「葵之上」(源氏物語では「葵」)は原作では、他の章にくらべて決して派手ではなく、寧ろ目立たぬ存在のように私は思うが、これが能では、原作には無いさまざまな手法によって、たいへんドラマティックな面白い作品になっている。私はこの能の台本(即ち謡曲)に副って今回の作品を作り上げた。能に詳しいお客様は、「能を冒涜してる」などとお怒りにならず、「大真面目に作った”乱能”」ぐらいの感覚でご覧いただきたいし、能を未だ知らない観客各位は、この作品を契機に「能も観てみようか・・・」と思って頂ければたいへん有難い。事実、能に未知の人に「葵之上」の能を見せて、「退屈した」「眠った」などという感想を聞いたことがない。きわめて「洋楽的」な能なのである。 増本伎供子

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<出演>
鷹羽弘晃(指揮)・青木涼子(能)・河内大和(演劇)・野々下由香里(ソプラノ)・安田登(能)・安倍真結(小鼓)・石川高(笙)・橘内幹(太鼓)・久保田晶子(琵琶)・須賀麻里江(バロック・ヴァイオリン)・鈴木絵理(篳篥)・滝沢成実(能管)・田中奈央一(箏)・長岡聡季(バロック・ヴァイオリン)・夏秋裕一(バロック・チェロ)・新妻由加(オルガン)・原田遼太郎(バロック・コントラバス)・日原暢子(箏)・森吉京子(リコーダー)・山澤慧(バロック・チェロ)・渡辺元子(尺八)

「間奏曲Intermezzo」(1977/世界初演)金子篤夫 作曲 ローラン・テシュネ編曲について

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バルトロッチの‘new sounds for woodwind’が出版されたのは、もう十年前になる。あれはそれからしばらく経ってからだったか、東京芸術大学の柴田南雄先生のゼミナールで、この本がテキストにとりあげられたことがあった。フルートの吉田雅夫先生においでいただいたのを憶えている。僕にはよく理解できないままにゼミナールは終わってしまったが、巻末に付されているレコードの、電子音楽にも似た木管四重奏の響きに驚いた記憶は、今も新しい。その後、幾つかの作品のなかで聴く機会がありはしたが、木管楽器の重音に魅せられた、それが最初の体験だった。編集部から曲を求められたとき、僕は、自分にひとつの練習を課そうと思った。
バルトロッチを読むことから始める。彼が提示している素材には、その完結的表現、特異さと限定性ゆえの登録印が押されている。それは例えばドレミの普遍的原初性とは明らかに、違う。既製のユニット家具を集めて組み立てに凝らす工夫は、果たして創意と呼ぶに足りるものか、といったような思いが、幾許かの苦さとなって念頭を離れなかった。それに、バルトロッチに特許権使用料を支払わなくてもよいものかと考えたのも、(冗談ではなく)本当である。しかし、一個の和音、トリルを、貨幣として受け入れなければ、何事も始らなかった。「内的必然」という言葉は手垢にまみれているが、その意味はやはり、重く、深い。
<間奏曲>遠去かった風景と、微かに予感している風景の間での奏楽。優しく、淡く、静かに響いて欲しい。
金子篤夫「音楽芸術」1977年10月号より引用
出演:河内大和(演劇)・花柳美輝風(日本舞踊)・藤間豊彦(日本舞踊)・黒田静鏡(尺八)・野崎剛右(リコーダー)・野澤知子(チェンバロ)・日吉章吾(箏)

今回は、2作品のご紹介でした。次回をお楽しみに!!

Extra

プロフィール

アンサンブル室町

Author:アンサンブル室町

アンサンブル室町は和楽器とバロック楽器による混合編成を基本に、演劇・舞踊とのコラボレーションによるこれまでにない音楽表現を追求しています。

メンバーには若手実力派の日本伝統音楽・バロック音楽奏者を中心に、若手の作曲家、俳優、ダンサーが名を連ねます。

アンサンブル室町は、東洋(日本)/西洋(ヨーロッパ)、過去/現在/未来という空間と時間を超えた芸術表現の探求します。

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