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アンサンブル室町:時間と空間を超えた表現を求めて

アンサンブル室町は和楽器とバロック楽器による混合編成を基本に、演劇・舞踊とのコラボレーションによるこれまでにない音楽表現を追求しています。

このアンサンブルは、秀吉が居城にチェンバロを所有していたという史実にインスピレーションを得て、2007年春にローラン・テシュネ、簑田弘大、市瀬陽子によって設立されました。メンバーには若手実力派の日本伝統音楽・バロック音楽奏者を中心に、若手の作曲家、俳優、ダンサーが名を連ねます。

アンサンブル室町は、東洋(日本)/西洋(ヨーロッパ)、過去/現在/未来という空間と時間を超えた芸術表現の探求します。



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2012年12月15日公演「源氏物語」の写真をアップしました。

前回公演「源氏物語」より、「葵之上」(2012/委嘱世界初演)増本伎供子作曲についてご紹介します。

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プログラムより抜粋:「葵之上」(源氏物語では「葵」)は原作では、他の章にくらべて決して派手ではなく、寧ろ目立たぬ存在のように私は思うが、これが能では、原作には無いさまざまな手法によって、たいへんドラマティックな面白い作品になっている。私はこの能の台本(即ち謡曲)に副って今回の作品を作り上げた。能に詳しいお客様は、「能を冒涜してる」などとお怒りにならず、「大真面目に作った”乱能”」ぐらいの感覚でご覧いただきたいし、能を未だ知らない観客各位は、この作品を契機に「能も観てみようか・・・」と思って頂ければたいへん有難い。事実、能に未知の人に「葵之上」の能を見せて、「退屈した」「眠った」などという感想を聞いたことがない。きわめて「洋楽的」な能なのである。 増本伎供子

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<出演>
鷹羽弘晃(指揮)・青木涼子(能)・河内大和(演劇)・野々下由香里(ソプラノ)・安田登(能)・安倍真結(小鼓)・石川高(笙)・橘内幹(太鼓)・久保田晶子(琵琶)・須賀麻里江(バロック・ヴァイオリン)・鈴木絵理(篳篥)・滝沢成実(能管)・田中奈央一(箏)・長岡聡季(バロック・ヴァイオリン)・夏秋裕一(バロック・チェロ)・新妻由加(オルガン)・原田遼太郎(バロック・コントラバス)・日原暢子(箏)・森吉京子(リコーダー)・山澤慧(バロック・チェロ)・渡辺元子(尺八)

「間奏曲Intermezzo」(1977/世界初演)金子篤夫 作曲 ローラン・テシュネ編曲について

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バルトロッチの‘new sounds for woodwind’が出版されたのは、もう十年前になる。あれはそれからしばらく経ってからだったか、東京芸術大学の柴田南雄先生のゼミナールで、この本がテキストにとりあげられたことがあった。フルートの吉田雅夫先生においでいただいたのを憶えている。僕にはよく理解できないままにゼミナールは終わってしまったが、巻末に付されているレコードの、電子音楽にも似た木管四重奏の響きに驚いた記憶は、今も新しい。その後、幾つかの作品のなかで聴く機会がありはしたが、木管楽器の重音に魅せられた、それが最初の体験だった。編集部から曲を求められたとき、僕は、自分にひとつの練習を課そうと思った。
バルトロッチを読むことから始める。彼が提示している素材には、その完結的表現、特異さと限定性ゆえの登録印が押されている。それは例えばドレミの普遍的原初性とは明らかに、違う。既製のユニット家具を集めて組み立てに凝らす工夫は、果たして創意と呼ぶに足りるものか、といったような思いが、幾許かの苦さとなって念頭を離れなかった。それに、バルトロッチに特許権使用料を支払わなくてもよいものかと考えたのも、(冗談ではなく)本当である。しかし、一個の和音、トリルを、貨幣として受け入れなければ、何事も始らなかった。「内的必然」という言葉は手垢にまみれているが、その意味はやはり、重く、深い。
<間奏曲>遠去かった風景と、微かに予感している風景の間での奏楽。優しく、淡く、静かに響いて欲しい。
金子篤夫「音楽芸術」1977年10月号より引用
出演:河内大和(演劇)・花柳美輝風(日本舞踊)・藤間豊彦(日本舞踊)・黒田静鏡(尺八)・野崎剛右(リコーダー)・野澤知子(チェンバロ)・日吉章吾(箏)

今回は、2作品のご紹介でした。次回をお楽しみに!!
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「源氏物語」紹介 ー 第2弾

「源氏物語」公演は、一柳慧 笙とハープシコードのための「ミラージュ」日本初演(1998作曲)によって、幕開けしました
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「この曲はポーランド出身のチェンバリスト、エリザベス・ホイナスカの委嘱で書かれた。ホイナスカは現代音楽のチェンバロ奏者の第一人者であり、これまでに多くの演奏や録音を行っている。大の親日家で来日回数も多い。私への依頼はチェンバロと日本伝統音楽の二重奏ということであったので、私はチェロの乾いた響との組み合わせに笙を選んだ。チェンバロと笙の二重奏は世界でまだ、この曲しか存在しない。曲は洋の東西の古楽器の特質をベースに、同室の楽器とは異なる絡みを生かすべく構成した。曲は既に何回か演奏されており、ホイナスカ自身の演奏によりCD化もされている。」
一柳慧 (源氏物語プログラムノートより)

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出演:河内大和(演劇)・花柳美輝風(日本舞踊)・藤間豊彦(日本舞踊)・石川高(笙)・野澤知子(チェンバロ)

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Author:アンサンブル室町

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メンバーには若手実力派の日本伝統音楽・バロック音楽奏者を中心に、若手の作曲家、俳優、ダンサーが名を連ねます。

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